2020ビジネスモデル部門 最優秀賞・優秀賞

【ビジネスモデル部門賞】
出版事業をイノベーティブに捉え、従来の広告モデルのみに頼らず、新しい収益モデル確立に果敢にチャレンジしている媒体に与えられる賞です。
  • 大賞
  • 内閣府地方創生推進事務局長賞
  • 観光庁長官賞
  • 自治体pr部門賞
  • タウン誌部門賞
  • ビジネスモデル部門賞
  • 新創刊部門賞
  • 企業誌部門賞
  • タブロイド部門賞
  • グルメ&クーポン部門
  • ライフスタイル部門
  • web部門賞
  • 動画部門
  • 読者投票部門賞(紙)
  • 読者投票部門賞(web)
  • 読者投票部門賞(動画)
  • 隈研吾特別賞


petit JP01 北海道

道内の一市町村の魅力を丸ごと一冊に詰め込んだ「JP01エリア」。札幌市では厚別区版に次ぐ2冊目を発行しました。 今回の特集では、白石区の「ものづくり」に焦点を当てました。 以前、別の冊子で区内の長い歴史を持つ工場や、高い技術を持つ職人を取材したとき、白石に根付くものづくりの魂が意外に区民に知られていない、と気が付きました。 そこで、ものづくりの伝統を知ることでまちを誇りに思ってほしい、 という気持ちをこの特集に込めました。 ただ、今回の特集で紹介できた企業はごく一握り。ほかにも独自の技術を持ち、業界内に大きな影響力のある企業が数多くあります。白石区のポテンシャルは、まだまだ計り知れません。

審査コメント

「JP01」は2015年にアワード大賞、2018年に内閣府地方創生推進事務局長賞を受賞する等、地元では有名な媒体です。そのブランド力を活かして、本誌「petit JP01」を北海道の各市町村で予算をもらいシリーズで発行している点を、ビジネスモデルとして高く評価させていただきました。今後は広く展開する為に一部のページをフォーマット化する等の製作上の工夫をすることで、北海道179全市町村で発行され空港などに一堂に並んだら素晴らしいねと審査員の声が上がりました。媒体のブランド力を活用したメディアの新しい形として、今後の展開に大きく期待したい。


受賞の喜びの声

この度は、ビジネス部門賞」最優秀賞を頂きまして誠にありがとうございます。本誌「北海道発掘マガジンJP01」ではなく、その派生系であります「プチJP01」シリーズで評価いただき、感謝いたしております。プチシリーズ発行のキッカケは、各市町村からの要望でした。本誌JP01での特集が広域エリアに渡るのですが、我が街だけのJP01ができないだろうかというもの。本誌と同じA4版132頁での発行(エリア版)には、地方の市町村には予算的に難しいものでした。一方で、1つの自治体でも乱立するパンフレットを1本化したいというニーズも見えてきました。また、よそ者である我々の目線で市町村をJP01テイストで紹介するものとして、A5サイズ20頁の基本形が誕生しました。北海道には179市町村(+10の区)があります。現在30程の市区町村・エリアでのエリア版、プチJP01を発行しています。今後とも各市町村の魅力を発見するキッカケになればと思っております。 北海道発掘マガジンJP01編集室 藤森貴将



.doto 北海道

北海道の東・道東地域のアンオフィシャルガイドブック。道東という北海道の約半分に相当するエリアを地域のクリエイターが自ら持つ情報と関係性だけで作り上げたインディペンデントでDIYな1冊。制作にあたってはクラウドファンディングを活用。支援者は約400名にものぼり、300万円を超える資金を調達し達成。出版後は取り次ぎを介さない流通で直販4000部を含む初版5000部が1ヶ月足らずで完売。2020年8月現在、1万部を発行している。 クラウドファンディングでは「.doto制作を手伝える」リターンが約50名の支援を受けるなど、制作前からさまざまな企画で賛同者を巻き込みながら出版までの過程を発信。 今もなお、多くの人がTwitterのハッシュタグ「#dotdotoを読んで」で感想をレビューしてくれています。 表紙カバーは道東の世界観をあらわす写真とコピーで4種類を制作。 道東で生きる私たちの今を切り取った本。

kokohada 神奈川県

8年前に1枚のフリーペーパーからはじまったフリーマガジンkokohada。地域住民が地域情報を内側に発信するという、地域密着型のディープな切り口で、内需の活性化に貢献してきた。グルメやイベント情報、時には地域全体を切り取った特集は好評で、現在10000部を発行し、設置協力店は400ヶ所の規模。 主な資金源を協賛金という形でまかない、広告に偏らない編集を貫いてきた。 現在、発行元の団体であるココハダLABでは支援型のコミュニティを運営。サブスクリプション制でメンバーの加入店でのリターンやプロダクトの割引などのサービスを付帯し、地域活性化の基盤である人的繋がりをデザインする。今後はそこで生まれた企画などを発信するツールになることも念頭に起き、地域活性化の循環を生み出す狙い。

ジチタイワークス 全国

「他の自治体ではこんな取り組みをしているのか!参考にしよう!」__自治体職員が求める"ヒントとアイデア"を分かりやすく発信することが、「ジチタイワークス」のモットー。実務レベルから地域をあげての取り組みまで、日本各地の先進事例や成功事例などを取材し、自治体の活性化と職員の方々の業務改善サポートに努めています。 また、2020年6月発行のVol.10から誌面を全面刷新!社会や自治体が抱える課題解決を意識した2本立ての特集をはじめ、まちづくりに意欲的な職員を紹介するコラム、個性的な広報紙を取り上げる企画などをスタート。読み応えがアップしています。さらに雑誌の顔である表紙も一新!自治体の「紋章」をモチーフにしたデザインは、行政マガジンならではです。また、本誌と連携した新サービス「ジチタイワークスHA×SH(ハッシュ)」も始動!自治体と民間企業をつなぐ協働支援プラットフォームを展開しています。

ecomom 東京都

ecomomは家族と自然にやさしい生活を求める女性に贈るリクエストマガジン。 雑誌を読みたいと手を挙げていただいた方へは無料でお送りする代わりに、編集部や企業からのアンケート調査にご協力いただくことをお約束いただいています。 扱うテーマはエコや食品ロスなど硬派ですが、身近な生活から考える柔らかさを大切にしています。ここ数年は家庭で気軽にできるSDGsアクションを積極的に紹介しています。 エントリー号はSDGs5番、コロナ禍のジェンダー平等がテーマ。テレワーク期間中、料理の機会が増えたママパパのための時短レシピが好評だったほか、家庭内の家事育児シェアコラムやUN WOMEN所長の石川さんとの編集長対談は、夫婦や家族を見つめなおす機会になった等共感の声が多く寄せられました。 撮影ができなくなり、表紙はイラストに、夏のお出かけ特集も『おうちでキャンプ気分』など、多くの変更を余儀なくされましたが、知恵を寄せ合い、思いを込めて発行しました。