2019ビジネスモデル部門 最優秀賞・優秀賞
出版事業をイノベーティブに捉え、従来の広告モデルのみに頼らず、新しい収益モデル確立に果敢にチャレンジしている媒体に与えられる賞です。
犬吉猫吉 福岡県
弊誌が掲げるコンセプトは ”各地域に住むペットたちが主役”ということです。雑誌の人気コーナーはほぼ読者参加型のコンテンツ。 販売・保存率は、他誌と比べると非常に高い確率が予測されます。
審査コメント
雑誌の売り上げの大半がペットの撮影会での収入。プロが撮影した写真をフォトフレーム、シールプリント、缶バッジ、キーホルダー、マグカップ等に活用した写真グッズとして参加者に販売しています。また、これらの撮影会のノウハウやグッズ展開をフリーペーパー制作含めパッケージ化し、他のエリアでこのビジネスを始めたい写真館等に提供販売しているビジネスモデルが高く評価されました。犬・猫のペット愛好者の皆さんに対しての撮影会でのオンライン写真販売等も人気で、webも上手に活用した広告収入だけに頼らないノウハウは他の媒体にも大いに参考になると思います。
受賞の喜びの声
この度は、部門大賞を頂き大変光栄に思います、ありがとうございます。雑誌は創刊して２６年となり、地域のペットオーナーに情報を発信すると同時に、コミュニティ形成のための撮影会イベントをほぼ毎週続けてきました。近年はこのビジネスモデル・システムを他地域で地場企業とパートナー契約を結ぶことで、様々な地域のペットオーナーに喜んでもらえるのではないかとエリア拡大してきました。あわせて、広告だけに頼らない定期購読会員－有料会員化のシステムを開発して、そのモデルをＯＥＭすることでさらなる拡大を続けております。わずか７名で雑誌・フリーペーパー・イベント・ＷＥＢ・会員システムを展開していることもあり日々追われて事業について考えることもありませんでしたが、この賞をいただいたことで一つ報われたといううれしさ、また社員のモチベーションアップにつながっております。これに満足することなく次年度に向けて更なる発展を目指したいと思います。
JAPANDIGEST ドイツ
ドイツで暮らす日本人のためのフリーペーパー「ドイツニュースダイジェスト」は、2012年から同誌特別号として、ドイツ語のフリーペーパー「JAPANDIGEST」を定期刊行してまいりました。異なる文化・言語・感覚を持つ日本人編集者とドイツ人編集者が協力し合い、時にはぶつかり合いながら、ドイツでいまだ知られざる日本の文化や歴史をはじめ、そして日々進化する日本の姿をお伝えしています。 2016年10月1日には、日本の総合情報ポータルサイト （ www.japandigest.de ）をオープン。 注目のニュース、全都道府県の情報、観光情報から生活情報まで、毎日更新中です。 さらに2018年からは発行回数を増やし、JAPANDIGESTは季刊誌としてますます存在感をアップさせました。 2019年4月号のテーマは「日本を旅する」。中でも人気を集めたのは、日本訪問時に役立つ情報をQ&A形式で解説した記事です。 観光庁が実施したアンケート「訪日外国人が旅行中に困ったこと」の調査を参考にしながら、 観光客が旅行時に戸惑わないためのヒントをできるだけ丁寧に解説しました。 これからも知的好奇心が旺盛なドイツ語圏読者へ 、JAPANDIGEST 6万部を津々浦々にお届けしていきます。
Just Smile!! 東京都
Just Smileは、障害があっても夢を持ち、自分の夢に向かって歩み続ける子供たちの姿、特に、今までは障害があったらできないと言われていたファッションモデルにチャレンジしている子供たちの姿を紹介すると同時に、ノーマライゼーション社会を目指すため、記事の内容や取材を学生とのコラボによって行っています。
ChikusKi*（チクスキ） 福岡県
2001年8月創刊で216号発行・シェア98%（2019年7月現在）の福岡県筑豊エリアのフリーペーパーチクスキ。グルメ・美容・ライフスタイル・ブライダル・住宅・ホスピタル・リクルート等、多岐にわたるジャンルの特集を毎号企画。2014年3月よりWEBサイトリリース。2016年8月より筑豊エリアの地域共通ポイントカード「チクスキパス」を運用開始。フリーペーパーをはじめ、WEB・ポイントカード、この3つのメディアを駆使し多角的・立体的に読者・ユーザーへ有益な情報を発信。特に共通ポイントカード運用後、紙面読者を筆頭に地元の人が地元のお店（飲食・販売サービス、美容店等）での消費活動の活発化を促し、さらに提携店ではポイントカードが提示された分だけ手数料が発生する成功報酬型の広告の形を確立。編集部・読者・提携店、この三方良しの仕組みをローカルエリアでの新しいフリーペーパー業界の形として発信しています。
ジチタイワークス 福岡県
自治体職員の「働く」をサポートすることを目的に、仕事につながるヒントやアイデアを発信している情報誌。 元自治体職員の編集長が企画・編集を担当しています。 特集ページでは、成功事例に関わった現場で働く職員からノウハウや知見などを取材した「インタビュー記事」に加え、他の自治体でも取り入れることができるように成功の秘訣を「How To」にまとめて紹介。 ほかにも、自治体職員として奮闘する方の仕事術を紹介する「あの人の仕事術」など自治体職員のヒントとアイデアになるコンテンツをお届けしています。 vol.5の特集では、全国で推進されている「働き方改革」にフォーカスし、市長が先導して先進的な取り組みを展開している大阪府四條畷市の事例を紹介。市長の改革にかける思いに触れるとともに、実務レベルでの改善のヒントとアイデアに繋がる誌面となっています。