2019地方創生部門 内閣府地方創生推進事務局長賞・優秀賞

【内閣府地方創生推進事務局長賞(地方創生部門 最優秀賞)】
まち・ひと・しごと創生総合戦略の推進につながる誌面づくりに取り組んでいる媒体から、企画の切り口や写真、コピーライティング、デザインの表現力に優れている媒体に与えられる賞です。
  • 大賞
  • 内閣府地方創生推進事務局長賞
  • 観光庁長官賞
  • グルメ部門賞
  • ライフスタイル部門賞
  • ビジネスモデル部門賞
  • 新創刊部門賞
  • 読者投票部門賞
  • 企業誌部門賞
  • 海外部門
  • タブロイド部門
  • タウン誌部門
  • 自治体PR部門賞
  • 観光部門賞
  • 読者投票部門
  • 特別賞


いいね!農style 北海道

北海道の農と食に関心を持ってもらうきっかけをつくり、「農」の力で北海道をもっと元気することを目指しているフリーマガジン。 農家にとって農業とは単なる「仕事」ではなく、 「暮らし」そのものであり、 その人の「生き様」が、そのまま農業に表れています。 親の後を継いで農家になった人、 北海道に移住をしてきて農業を始めた人、 半農×半Xの暮らしを送る人、 農のスタイルは人それぞれですが、 それぞれの人の想いを、 農の中にある本質を、 「生きる」ということを、 伝えていけたらと考えています。 今回の特集は、「農的な子育ての、風景の中へ」 農の現場は、子育ての現場でもある。 そんな環境で子どもたちは何を感じ、どのように育っていくのか? さらに、この冊子を通じて、 年々減っていく担い手を少しでも増やせたら という活動も行っています。 年に一度だけの発行。 「農」と真剣に向き合いつくりだす、 いいね!農styleをぜひご覧ください。

審査コメント

 地方創生は、人口減少に歯止めをかけるとともに、東京一極集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保し、将来にわたり、活力ある日本社会を維持することを目指しています。 地方創生を実現するためには、私たち国民一人ひとりが、自らが生まれ育った地域の豊かな自然、歴史や文化・伝統、特色ある農林水産物といった様々な魅力を学び、触れることによって、「郷土への誇り・愛着」を醸成し、地方の魅力を再発見し、広く発信していくことが重要です。そういった点で、エントリー作品はいずれも地域の魅力を深掘りし、光を当てることによって、地域の価値の再認識を促す素晴らしい作品揃いでした。
 なかでも、『いいね!農style』は、丹念な取材により、農家の方々の育児や保育へのさまざまな「思い」や「願い」を伝えることで、「農」の現場は魅力ある子育ての場でもあることを教えてくれるものでした。また、本誌は仕事や地域に誇りを持って暮らす人々の声を届けるとともに、『地域の魅力や「農」の力を感じてほしい』という思いが伝わってくる魅力ある誌面づくりがなされており、読者にその地域に実際に行って、見て、触れて、感じて、住んでみたいと思わせるような地方創生の深化に直接結びつく取組である点を高く評価し、地方創生推進事務局長賞に選ばせていただきました。

内閣府地方創生推進事務局長 海堀 安喜


受賞の喜びの声

 この度は、内閣府地方創生推進事務局長賞をいただきまして、誠にありがとうございます。 評価いただいたポイントも、私たちが大切にしたいと思っていることと合致しており、大変嬉しく光栄に思っています。 「農」の現場は、人が生きていくために大切なことを、たくさん教えてくれます。 農家さんの言葉や、「農」の現場が教えてくれるのは、まさに「生きる力」なのです。 その取材をしている時に味わった感動を、できるだけそのまま伝えたい、という思いで編集をしています。 今回の受賞を励みに、これからも「農」の世界と真摯に向き合い、そこで暮らす人のこと、人と人との繋がり、そして地域のことを発信し続けていきます。

株式会社北海道アルバイト情報社 いいね!農styleプロジェクト 伊藤 新



北陸ジェネレーション 石川県

『北陸ジェネレーション』は、北陸の各産業(農林水産業、伝統工芸、地場産業など)で活躍する“若手”、特に都会からの移住者やUターン者を中心に焦点をあて、北陸地方の次世代を担う『北陸ジェネレーター』をとおして、作品や商品の「ていねい」だけでなく、歴史や文化を含めた産地の魅力を紹介するとともに「その土地で暮らすこと」を探求するフリーペーパーです。 創刊号は石川県の「あんやと、南加賀」。日本海に洗われ、霊峰白山に抱かれる美しい北陸の自然と向き合い、智慧と工夫を重ねて真摯に生きる人たち。四季に彩られながら、力強く今を生きる全ての世代の人に、そしてこれからを生きる次代の人にも、その人らしい一歩を踏み出せるドキドキとワクワクをお届けします。 『北陸ジェネレーション』では、産地・産業の活性化による定住人口の維持・移住の促進を目指し、地域創生の一助へ挑戦していきます。

季刊誌『福楽』 福井県

『福楽』は、今年創刊20年を迎えます。雑誌コンセプト「日々の暮らしをこころ豊かに過ごし、楽しむ」は変わることなく延々続いていますが、時代が進むにつれ少子高齢化・人口減少は進み、今後は何をするにも外からの集客を見込まなければ、立ち行かなくなって来ました。VOL.79夏号は、2023年春に延伸・開通する北陸新幹線の福井県の北の玄関口『あわら温泉駅』を有する「あわら市特集」。市町紹介の最終となったエリアを『あわら温泉』の他、ニッチな情報も含めて、55ページの大ボリュームで紹介しています。 来春創刊予定の“ポスト福楽”では、これまでと変わらないコンセプト「こころ豊かに過ごし、楽しむ」ことを目指し願う次世代に向けて、タイムリーかつトレンドな内容と情報を発信できるよう変革したいと思います。もはや福井の人のみならず、ロ―カルな私たちの故郷を知って頂き、共感して頂ける県外の皆さまにも届きますようにと。

耕Life 愛知県

愛知県豊田市を中心に地域に根ざした「食」「農」「暮らし」「環境」「文化」に関する人、モノ、コトの情報を発信しています。 持続可能な社会を目指す先進的な取り組みを、地域に根ざすデザイン会社のデザイナーが自らの足で取材を行い、それぞれの目で見てきた事、感じた事を発信している珍しいフリーペーパーです。 2019年秋号は地域のソウルフードである「五平餅」を特集しました。原寸大で写真を掲載したり、読者から寄せられたエピソードを紹介したり、五平餅を食べた後の写真を投稿する「みそひげ写真コンテスト」を企画するなどしています。誌面で紹介してきた人、モノ、コトをさらに広め、繋げるイベント「耕Lifeマルシェ」情報をはじめとし、地域の様々なイベント情報が多数掲載されており、誌面を読むだけに止まらず、見た後にすぐにアクションを起こす事ができる、地域の人と人を繋ぐ媒体です。

NipponノMURA 福岡県

先人たちがつむぎ繋いできた土地への想いや暮らしの知恵、行き方を、日本人の誇りとして、次世代に伝え、残したい。そのために、我々は以下の編集方針で制作を行います。
一、忘れられてしまいそうなニッポンの昔の事をきちんと(過不足なく)伝えること。
一、自然の摂理の中で生業を続ける人々の珠玉の言葉を紡ぐこと。
一、市井の人たち(宮本常一先生曰くの“常民(地域に暮らし普通の人々)”)を丁寧に取材すること、その言葉を大切にすること。
一、ムラの根っこをしっかりと取材すること。
一、昔のムラ暮らしや思想を掘り起こすこと。また、それらを今様に解釈し、社会に対して提案をすること。
一、毎回が創刊号であり、最終号という気持ちで制作。