2017地方創生部門 内閣府地方創生推進事務局長賞・特別賞・優秀賞

【地方創生部門】
まち・ひと・しごと創生総合戦略の推進につながる誌面づくりに取り組んでいる媒体から、企画の切り口や写真、コピーライティング、デザインの表現力に優れている媒体に与えられる賞です。
  • 大賞
  • 内閣府地方創生推進事務局長賞
  • 観光庁長官賞
  • 観光部門賞
  • グルメ部門賞
  • ライフスタイル部門賞
  • コミュニティ部門賞
  • ビジネスモデル部門賞
  • 読者投票部門賞
  • 新創刊部門賞
  • 企業誌部門賞
  • 海外部門
  • タブロイド部門
  • タウン誌部門
  • 特別賞


ココロエ愛媛 (愛媛県/無料)

やりたい仕事よりもやりがいがもっと大事(やりたい仕事<やりがい)をコンセプトに、愛媛県内の中学高校生へ年間3回、毎号45,000部配布しております無料の職育誌です。冊子内では愛媛県内の企業でやりがいを持って働いている方々を毎号10名程度紹介し、子どもたちへキャリア教育の情報提供をしております。その他にも巻頭特集では愛媛に関わる著名人やイベントを紹介、又、各学校でのキャリア教育の取り組みや、名物先生の紹介なども掲載しております。ビジネスモデルとしては企業様からの協賛会員費と記事掲載費の2本立ての収入モデルとなっております。2011年の発刊より丸5年、中学高校生と地元企業をつなぐプラットフォームとなり、地元CATVとの番組配信の連携や、各学校でココロエ愛媛を使った授業を開催するなど、多様な展開に広がってきております。

審査コメント

 地方創生は、人口減少に歯止めをかけるとともに、東京圏への一極集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保して、将来にわたって活力ある日本 社会を維持することを目指しています。 地方創生を実現するためには、私たち国民一人ひとりが、生まれ育った地域の豊かな自然、歴史や文化・伝統、特色ある農林水産物といった様々な魅力を学び、触れることによって、「郷土への誇り・愛着」を醸成し、地方の魅力を再発見し、広く発信していくことが重要です。 そういった点で、エントリー作品はいずれも地域の奥深い魅力に光を当てることにより、地域の価値の再認識を促す素晴らしい作品でした。
なかでも、「ココロエ愛媛」は、地方創生の主役であり地域の未来を担う中高生に向けて、地元企業の魅力や地元で働く人に焦点を当て、地元で働くことが憧れとなるようにカッコよく魅力的に伝えるものとなっており、地方創生の柱である「しごと」が「ひと」を呼び「ひと」が「しごと」を呼び込む好循環に結び付く取組を高く評価し、地方創生推進事務局長賞に選ばせていただきました。(内閣府地方創生推進事務局長 河村正人)


受賞の喜びの声

 このたびは、内閣府地方創生推進事務局長賞をいただきまして、誠に有難うございます。
2011年より、愛媛の子どもたちに、地元企業で志を持って頑張っている社員さんを紹介する取り組みを評価していただけたと思うと感激の極みです。今回の受賞は、弊社だけでなく、ココロエ愛媛を通じて愛媛の子どもたちを元気にしたい地元企業全員にいただいた賞だと思っております。
昨年のビジネスモデル部門最優秀賞の受賞をきっかけに全国各地でココロエを立ち上げたいというお話をいただいております。地方創生は愛媛だけの課題でなく、各地方共通の課題だと思っておりますので、今回の受賞をきっかけに更にココロエの同志を拡げられるよう頑張って参ります!(ココロエ愛媛発行人 原 竜也)



みちくさ (宮崎県/無料)

フリーペーパー「みちくさ」は、「暮らしのなかに旅がある」というエコツーリズムを推進する創刊当初から変わらぬコンセプトで、南九州の地域の旬の情報を中心に、年間8〜9回、毎号10万部を発行する地域交流誌です。フリーペーパーは配布がいのちです。みちくさは、「配布のエキスパート」として、1部が最大限に活きるように、配布の仕方や方法、コンテンツの充実に創意工夫を重ねています。九州全域の旅が好きな人々や団体の幹事さんに、ダイレクトに情報が届くように、南・中九州および四国、関西(神戸)各所の店や宿泊施設、交流施設など、旅の交流拠点となる場所、約8,500ヶ所への配布、同地域の日本経済新聞、読売新聞の折り込みを行っています。また、「みちくさ倶楽部会員」や「みちくさMカード会員」など、総計6,000人以上の観光やツーリズム情報に興味を持ち、具体的に活動し得る会員を有し、「みちくさ大使」として情報発信にご協力いただきながら、深く愛され、発展してきました。観光情報誌ではなく、地元の人でも知らないような地域の宝を発信する地域づくりの応援誌面です。南九州からはじまった情報の交流の輪は、今では、北部九州や海上交通とともに海を越えて、四国、関西へと広がっています。

JP01 (北海道/無料)

人口減少数が日本一の北海道ですが、観光魅力度も日本一で旅行客は年々拡大しています。北海道を元気にするには、交流人口の拡大がカギ。でも紹介される場所は大抵、見慣れた有名観光地・温泉宿・グルメ、の情報が定番です。最近はそうではなく、「地域の日常こそ、自分にとっての非日常」ということで、レンタカー、バイク、キャンピングカー、交通機関などを使って、町境いの標識を見てぶらり道草したり、長期滞在・連泊で地域の人々と交流できたりする、個人客が増えています。彼らが楽しめる現地情報を発信したいと考えました。北海道は「179もの市町村」があり、道民ですら知らない場所が多いので、魅力はたくさん埋蔵されています。また、地域資源で町おこしする人々が増え、旅行コンテンツが各地で開発される中、わが町を紹介する地域情報誌は地域のモチベーションを高めていくことになります。このように北海道で人を動かし互いに結びつくことを目指して、北海道応援マガジン「JP01」を創刊しました。弊誌で、知らなかった北海道の魅力に出合ってください。

kawagoe premium (埼玉県/無料)

2015年に創刊。大正時代から続く印刷会社が自社の会社案内を兼ねて発行した川越の情報誌。2016年日本タウン誌・フリーペーパー大賞を受賞しました。「小江戸にくるひと、住まうひと」をコンセプトに制作し、市内外で無料配布しています。地元目線のコンテンツと印刷会社ならではのブックデザインも高く評価を受けています。

Fのさかな (石川県/無料)

能登からさかな文化と食文化を全国に発信するフリーぺーパーです。日本海に突き出た能登半島のくらしは、海の恵みである「さかな」とともに成り立ってきました。毎回ひとつの魚を掘り下げる巻頭特集では、魚の生態から謎、食べ方に至るまで、さまざまな角度から魚に迫ります。半島ならではの変化に富んだ気候風土と、そこで育まれてきた食、ものの裏側にある作り手の思いや伝統なども盛り込みながら、魚食を楽しむ暮らしを提案します。能登の里山里海は2011年、日本で初めて世界農業遺産に認定されました。食をはじめ伝統、歴史など、能登をまるごと楽しんでいただける一冊を目指して編集しています。